有名な箇所を、あえて文脈から切り離さずに最後まで読み通してみた記録です。
結論を書きます。と言っても、答えではありません。私はこの箇所を、命令ではなく約束として読むことにしました。理由は、そう読んだほうが自分が生きやすいからです。それが正しい理由になるかどうかは分かりません。
私はここで立ち止まりました。先に進めないまま、しばらく同じ数行を読み続けました。その時間そのものに意味があったのだと、今は思っています。
生活の話をします。私がこの箇所を思い出すのは、たいてい台所か、通勤電車のなかです。教会の椅子の上ではありません。それは偶然ではない気がしています。(ミカ書 5:13)
19それゆえ主はこう仰せられる、 「もしあなたが帰ってくるならば、 もとのようにして、わたしの前に立たせよう。 もしあなたが、つまらないことを言うのをやめて、 貴重なことを言うならば、 わたしの口のようになる。 彼らはあなたの所に帰ってくる。 しかしあなたが彼らの所に帰るのではない。
20わたしはあなたをこの民の前に、 堅固な青銅の城壁にする。 彼らがあなたを攻めても、 あなたに勝つことはできない。 わたしがあなたと共にいて、あなたを助け、 あなたを救うからであると、主は言われる。
エレミヤ書 15:19-20(口語訳(日本語))
最後にもう一度、本文に戻ります。解釈をいくら重ねても、本文そのものの手触りには敵いません。声に出して読んでみることをすすめます。
5エルサレムの娘たちよ、 わたしは黒いけれども美しい。 ケダルの天幕のように、ソロモンのとばりのように。
雅歌 1:5(口語訳(日本語))
外典を並べて読むと、当時の人々が共有していた語彙の広さに驚かされます。正典に収められた文書だけを見ていると、その広がりは見えません。(列王紀下 21:25)
私はここで立ち止まりました。先に進めないまま、しばらく同じ数行を読み続けました。その時間そのものに意味があったのだと、今は思っています。
4So Judith was a widow in her house three years and four months.
5And she made her a tent upon the top of her house, and put on sackcloth upon her loins, and ware her widow's apparel.
ユディト記 8:4-5(Brenton 訳・七十人訳から(英語))
反論は当然あると思います。私自身、この読み方に確信を持っているわけではありません。ただ、少なくともこう読める余地はある、というところまでは言えます。(ユダの手紙 1:9)
35しかし、ある人は言うだろう。「どんなふうにして、死人がよみがえるのか。どんなからだをして来るのか」。
コリント人への第一の手紙 15:35(口語訳(日本語))
ここで一度、歴史のなかに置いてみます。この文章が書かれた時代、読者は何に困っていたのか。それを想像するだけで、言葉の温度が変わってきます。
9不平を言わずに、互にもてなし合いなさい。
ペテロの第一の手紙 4:9(口語訳(日本語))
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